大山道 田村通り (寒川町)

大山道、田村通りは、現在の県道44号線で、東は小出川から、西は相模川まで、寒川町を横断しています。

県道44号線は車の通りが多く、歩道が整備されていない部分もあります。

時間に余裕があったら、1本中へ入った静かな道を歩いてみませんか。

ここでは大山道、田村通りに沿った寒川の史跡をご紹介します。

→ [地図]

コース

JR東日本 香川駅を降りて南西へ歩くと小出川にかかる大曲橋へ出ます。

ここが、寒川町の大山道田村通りの起点です。

大曲橋を渡り、しばらく歩くと大曲バス亭に着きます。

バス停手前の道を右折すると、相模国準四国八十八ヶ所第14番札所の弘法大師坐像があります。

←大曲バス停留所

←相模国準四国八十八ヶ所第14番札所の弘法大師坐像(右端)

大曲共同墓地にあります。

更に少し大山道(県道44号線)から外れると大曲神社(旧十二神社)があります。

この裏通りを西へ進むと高安善塚と榎戸です。

下寺尾の七堂伽藍にちなんだ伝説が残っています。

大山道(県道44号線)へ戻って少し進むと景観寺です。

相模国準四国八十八ヶ所第54番札所でもあります。

←大曲神社(旧十二神社)


←高安善塚

下寺尾にあった七堂伽藍に纏わる尼伝説が残っています。

←榎戸

大山街道沿いに一軒の茶屋があり、酒あるいは雑貨を売る旅人の休み所でした。

昔から大きな榎の木があるところから榎戸と呼ばれ、現在も何代目かの榎が昔の面影残しています。


高安善塚の尼さんの庵も榎の木の下にあった、と伝えられています。

←景観寺 (天台宗)

・町重要文化財 十一面観音菩薩立像 10月 十夜会で開帳

・相模国準四国八十八ケ所 第54番札所 弘法大師石像

 

県道44号線に沿って進むと、一之宮八幡大神神社、その先が妙光寺です。

妙光寺には高安善塚の石塔があります。

その先、道の反対側を少し入ったところに伝梶原七士の墓があります。

←一之宮八幡大神神社

8月屋台巡行神賑行事

←日蓮宗  妙光寺

←妙光寺で祀られている高安善塚の石塔。

←伝梶原七士の墓

再び大山道(県道44号線)に沿って進むと、梶原景時館跡です。

信号の先、一之宮小学校の一角に文化財学習センターがあります。

寒川町には縄文時代、弥生時代の遺跡が多くあります。

文化財学習センターで出土品が展示されています。

←梶原景時館址

2月、同地に建つ天満宮で筆供養が開催されます。

もう少しで相模川です。

歩道がなくなった大山道(県道44号線)を進むと、一之宮緑道が横切っています。

一之宮緑道は国鉄西寒川線の跡です。

←一之宮緑道(八角広場方面)

←一之宮緑道(一之宮公園方面)

さらに進むと相模川の手前に不動堂があります。

ここに大山道の石柱があります。

←不動堂

←大山道の石柱

天明6年(1786) 右大山道 左江戸道

この先は相模川です。